私がFXスキャルパーにハイローをすすめる4つの理由
FXでスキャルピングをやっている人は多いと思います。実は、ハイローはFXのスキャルピングと通じるところが多いうえに、スキャルピングよりも取引がしやすいところもあります。スキャルピングをやっている人のなかには、それを知らずにハイローを敬遠しているという人も多いようです。そこで今回は、「私が考えるハイローをおすすめする理由」をまとめてみました。
ハイローをすすめる4つの理由
ハイローは、判定時刻におけるレートが、今より上か下かを予想する取引です。そして、予想が当たれば投入資金が2倍弱に(ハイローオーストラリアであればだいたい1.8倍)、外れれば投入資金がゼロになります。判定時刻までの時間は1分から1日までさまざまなバリエーションがあります。
それでは、このハイローがなぜFXスキャルパーにおすすめなのでしょうか?
1.スキャルピングのノウハウを生かしやすい
FXでスキャルピングをやっている人は、既に短期でチャートを分析する方法をある程度身につけていたり、独自の相場観を持っていることが多いと思います。
ハイローとスキャルピングは取引時間がほぼ同じ長さなので、もともと身に付けているノウハウをハイローをする際に生かすことができ、それまでの経験をそのまま使うことができるんです。スキャルピングとハイローはかなり似ている、というのが第一のおすすめの理由です。
2.「コツコツドカン」が起こりえない
スキャルピングとハイローはチャート分析において似ていますが、大きな相違点もあります。それは、ハイローにはいわゆる「コツコツドカン」という、一度の取引で大きな損失を出してしまうことがないという点です。
FXで一番多い負けパターンが、この「コツコツドカン」だと思います。だいたいは相場観が合っていて利益もコツコツ積み上げられるのに、相場観がズレてしまったときに損切りができず、積み重ねた利益を一度の取引でパーにしてしまうパターンです。こういう人は勝率が高いのに、トータルではマイナスという結果として現れます。
この点、ハイローでは判定時刻が決まっているので、損切りの先延ばしが起こりえません。利益を出せるかどうかで重要となってくる要素は、基本的に勝率です。
相場観がずっとズレている人はハイローでも厳しいですが、「だいたいの相場観が合っていて、ドカンをくらうのはたまたまそれがズレてしまったときだけ」という勝率が高い人にはハイローはかなり向いていると思います。
スキャルピングでいい線いっているのになかなか利益を伸ばせていない人でも、ハイローだと大きく勝てるケースがありますが、それにはこういう背景があるんだろうと思います。
3.資金管理がしやすい
FXと違って、ハイローでは一度の取引における損失額が決まっています。コツコツドカンが起こらないということともつながりますが、オプションの購入金額以上の損失は絶対に出ません。
取引時点で損失の上限が決まっているので、資金管理がしやすく、メンタル的にも楽な面があります。
4.ボラティリティが小さい相場でも勝てる
今までの説明だと、すでにスキャルピングで大きく勝てている人にとっては、ハイローをやるメリットは少ないと感じるかもしれません。しかし、そういう人にもハイローをすすめたい理由があります。
スキャルピングがやりにくい動かない相場でも、ハイローでは利益を伸ばせるんです。
FXではスプレッドが存在するため、ボラティリティが小さく相場の値幅が小さい相場ではどうしても不利になってしまいます。この点、ハイローではスプレッドがない取引が可能となるので、相場があまり動いていない状態でも変わらず利益を伸ばすことができるのです。
逆にボラティリティが大きい相場では、FXのほうが効率的に稼げる場合が多いと思います。なので、相場によってFXかハイローを使い分けるというのが理想的でしょう。
さまざまな相場に対応するためには引き出しは多ければ多いほどいいので、そのひとつにハイローという方法を加えておくことは、きっとプラスに働くことでしょう。
ハイローをする場合の注意点
ハイローをおすすめする理由を説明してきましたが、いくつか注意点にもふれておきます。
- ハイローとFXの資金感覚の違いを理解しておくこと
- 海外業者のみなので、業者の信頼性に注意すること
1つ目は、FXの資金感覚のままハイローに資金を投入するとかなりハイリスクになってしまうということです。
個人的な感覚ですが、FXに100万円の資金を入れる際のリスクとリターンとハイローに5万円の資金を入れる際のリスクとリターンが同じくらいになると思います。(逆に言うとハイローは資金効率が良いとも言えますが。)
つまり、FXの資金感覚のままハイローに100万円を投入したら、ハイリスク過ぎるんです。このあたりの感覚を勘違いしていると大やけどする可能性があるので注意しましょう。
2つ目は、短期ハイローができるのは現在は海外業者のみです。そのため、ちゃんと実績がある業者なのか、信頼性に問題ないか、そういった点にも気をつけておく必要があります。条件が良いからといって訳の分からない業者に飛びつくと、せっかく勝ったのに出金してくれないということに