ハイローで商材は役に立つのか Part1

先日、「ハイローでおすすめの商材があれば紹介して下さい」というメッセージをいただいたので、それについて書いてみます。正直に答えますと、私はFXに関する商材はけっこうな量を試していますが、ハイローに特化した商材は購入したことはありませんでした。

 そこでこれを機会にいろいろと調べてみたうえで、良さそうなもの(自分の考え方に近いもの)を購入して試してみました。今回は商材を選ぶうえでの私の考え方を書いていこうと思います。

 

商材が役に立つ人、役に立たない人

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 最初にばっさり切ってしまいますが、私はハイローにおいて「商材が万人に対して役に立つのか?」と問われたら、「万人にとって役に立つわけではありません」と答えます。

 自分のなかである程度固まった相場観があるような人には、「ハイローの商材を使うことで勝率がグンと上がる」といった効果は小さいと思います。

 逆に、あまり相場を触ったことがないという初心者や、自分の相場観に自信が持てず迷っているような人の場合は、効果が大きいと思います。そういった人は商材を買うことによって、正しい相場観が身に付いたり、相場観を身に付けるための時間を大きく短縮することができるからです。

 なぜこのようなことを言うかというと、ハイロー、特に短期のハイローでは勝率を向上させるのにはそもそも限界があると考えているからです。

 ハイローで勝ち組に入るためには、勝率6割を目指す必要があります。何も先入観がない状態で、当てずっぽでポジションを取れば勝率は5割になるわけですが、これを6割まで引き上げる必要があるわけです。

 そして、勝率8割、9割と上げたくなるわけですが、5割を6割にするのと、6割を7割に、7割を8割にするのでは、後者になればなるほど労力が圧倒的に大きくなっていきます

 6割を8割、9割にできるとしている商材も多々見かけますが、あまり信用しないほうがよいと思います。そういった商材はエントリー頻度が少ないか、あるいは誇大広告か、どちらかでしょう。


商材の説明でよく出てくる「あり得ない勝率」のトリック

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 よく商材の説明で「この手法で勝率8割を達成しました」というような触れ込みをしていて、その証拠に取引履歴のイメージを公開しているものがあります。

 取引した経験のある人なら分かると思いますが、こういった取引履歴を作るのはハイローではとても簡単です。ある程度の相場観があって調子が良ければ勝ちが続くものなので、1日トータルで勝ちが8割超えなんていうことは普通にあります

 私は高頻度にエントリーするという手法の関係もあって、勝率は高くないほうだと思いますが、それでも1日全勝ということだってあります。あまりそういう勝率アピールは信じすぎないほうが良いでしょう。


商材の本当のメリットを知っておこう

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 商材となると、どうしてもこういったインパクトのある「ありえない勝率」といったものに目がいきがちです。しかし、良い商材を買うことの本当のメリットはそういったインパクトのあるキャッチフレーズではありません。

 「正しい相場観」を「短時間で」身につけられるということです。そして、この「正しい相場観」を身に付けることによって、結果的に自分の相場観による勝率6割が可能になるのです。

 普通に取引を重ねることによっても相場観は育っていきます。ただし、独学のみでやっていくと、少しズレた相場観が身についてしまう可能性があります。独学だとどうしても経験に偏りが出てしまうからです。そういった偏りを補正するためには、経験を積んだ先生が必要になるわけですが、この役割を担ってくれるのが商材なんです。

 また、独学で正しい相場観を身につけられたとしても、それには相当の時間がかかってしまいます。この時間を短縮して、必要なことを効率よく学べるようにするのが商材です。

 商材は本当に大事な部分よりも、インパクト重視の宣伝がされてしまうことが多いのが現状です。そのせいで、インパクトだけの中身のない詐欺的商材も存在するようです。こういったものを見極めるために、商材を使って勉強しようと思う人は、「何のために商材を買うのか」ということを改めて確認しておくべきでしょう。

 商材はインパクトのあるキャッチコピーで売り出しているものがほとんどですが、そういったものに惑わされずに本当の価値を見極めたうえで、購入するかどうかは決めたほうが良いと思うのです。


ハイローにおいて『ありえない勝率』は無理だ」というのが、当ブログの一貫した主張です。しかし、「勝率を上げることには限界があるが、資金管理を適切に行うことでカバーできる」とも考えています。勝率をある程度上げることができれば、あとは適切な資金管理をすることによって、ハイローで継続的に利益を出していくことができるようになると考えているんです。当ブログが資金管理について重点的に記事を作っているのは、そういう趣旨でもあります。